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2008年7月21日 (月)

りかさん

スピリチュアル(?)って言うんですか、こういうの。
人形が人形の持ち主達の思いを語る時点で私的にはオカルトなんですが…ホラー的な怖い話ではありません。
ひな祭りにリカちゃん人形が欲しいと望んだ ようこ におばあちゃんがプレゼントしてくれたのは黒髪の市松人形の「りか」だった。
ようこはガッカリするが「りか」はようこと心を通わせる力をもつ不思議な人形だった。
やがて、ようこにとっても「りか」は大切な存在になってゆく。
おばあちゃんと共に過ごしてきた「りか」はようこにとって「りかちゃん」ではなく「りかさん」と呼べる存在。
りかさんが見せる人形達の持ち主の思いとおばあちゃんの言葉は生きるために必要な精神の有り方をしめしている。
アビゲイルの物語では「人の醜さ」と評する人もいるが、アレはそういう時代であっただけで、むしろそういう時代にあっても失われない人の優しさが強く感じられました。
※アビゲイルというと某魔法使いのジジイを思い出してしまって、ママードールのイメージが持てないのですけど (^^:)

文庫に収録されている「ミケルの庭」は成長した容子の物語の「からくりからくさ (新潮文庫)」のエピローグにあたる物語です。
「ミケルの庭」の舞台は容子(ようこ)のおばあさん(麻子)の家です。
ミケルは1才の女の子。
※名前に無理があるのは作中でも語られています。
小さなミケルの世界認識と平行してミケルを預かり育てている女達の心の澱が語られます。
子育て経験がれば、より深く読める物語だと思います。

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