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2008年6月30日 (月)

涼宮ハルヒの憂鬱

涼宮ハルヒの憂鬱
アニメ版を見て原作に興味を持ちました。
萌えキャラが出てくるだけの学園ラブコメだと思っていたのですが、なかなかユニークな設定のSFです。
端々に古典SFの引用やらパロディやらが散りばめられているのも見つけるたびにニヤリとさせられます。

ヒロイン(?)涼宮ハルヒは世界を思いどおりに変える神に等しい能力を持っていますが、本人は自分の能力に
気付いておらず、世界には不思議なことが何もなく平凡で退屈だと思っています。
わくわくするような不思議な出来事を求め宇宙人・未来人・超能力者・異世界人を探し回りますが当然のように見つける事ができず、やり場のない苛立ちを募らせています。

高校に入ってたまたまハルヒと同じクラスになり、たまたま席が近く、ついうっかり「楽しい部活が無ければ自分で作れば良い」事を示唆してしまったばかりに事態の中心人物になってしまった男子高校生が主人公です。

ハルヒが神に等しい力を最初に発揮した3年前からハルヒは厳重な監視下にありました。
今の世界に絶望して(飽きて)作り変えてしまわない事を望む「機関」の超能力者
強大な時空震の原因調査にやってきた未来人
人類の処理能力を遥かに超える情報を容易く生み出す情報創造能力を研究する宇宙人
ハルヒは宇宙人(に作られた、有機アンドロイド)・未来人・超能力者に囲まれながら平凡で退屈な日常を変えるべく宇宙人・未来人・超能力者を捜し求めます。

宇宙人・未来人・超能力の三者は共通して「涼宮ハルヒが自己の能力を自覚した場合、予測できない危険が発生する。」と認識していて、世の中には宇宙人も未来人も超能力者もおらず不思議な事は何も起こらないとハルヒに思わせて置く事を希望しています。
ハルヒが無意識に行う世界の改変、未来の改変を企む未来人、観測対象(涼宮ハルヒ)に刺激を与えてデータを得ようとする宇宙人の急進派、「機関」内部のマイノリティーが巻き起こすあれやこれやの事件をハルヒ本人に悟られないように(主に主人公と宇宙人(に作られた有機アンドロイド)が)解決してゆきます。
宇宙人、未来人、超能力者の利害は完全には一致しておらず共闘出来る場合もあれば出来ない場合もあるのが事態をさらにややこしくしていて楽しめます。

←冷たい機械然とした宇宙人製有機アンドロイド(固体名:長門有希)
が自意識を語り主人公を説教するにいたる人間的な成長も見所(?)です。

2巻以降は(未来人がからんでいるせいか)時間遡行とタイムパラドックスが多くなってきます。

今の時点で出ているのは9冊
涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)
涼宮ハルヒの溜息 (角川スニーカー文庫)
涼宮ハルヒの退屈 (角川スニーカー文庫)
涼宮ハルヒの退屈 (角川スニーカー文庫)
涼宮ハルヒの暴走 (角川スニーカー文庫)
涼宮ハルヒの動揺 (角川スニーカー文庫)
涼宮ハルヒの陰謀 (角川スニーカー文庫)
涼宮ハルヒの憤慨 (角川スニーカー文庫)
涼宮ハルヒの分裂 (角川スニーカー文庫 168-9)
『涼宮ハルヒの驚愕』※発売が延期されており、7/1現在、未だ出版されていません。

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